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  • 国家統一試験は、帰国枠大学入試において受験資格として用いられる場合が多い。
  • 高校が属していた制度で大学進学に必要な学習を終えたかどうかが、日本での大学入学にふさわしいかどうかの判断基準となる。
  • また受験資格としてだけでなく、合否判定の材料として用いられることもありますが、国により教育制度が異なり、単純な比較は難しいです。
    そのため、大学により扱い方は大きく異なりますが、国家統一試験の成績の提出を義務づける大学では、その成績がよければ、当然合格の可能性が高くなります。

    しかし、国家統一試験の成績がよくても、大学が実施する筆記試験の出来がよくなければ合格につながりにくいのが実状です。それゆえ、統一試験については、その成績そのものより、それに向けて学習を積むことによって学力を高めることの方が重要であるように思います。

    筆記試験がない大学

    筆記試験がない大学では、書類成績が合否の大勢を決めますので、もちろん成績そのものが重要です。特にこの数年、IBやSATにおいて高い点数を取る日本人が増えているため、注意が必要です。

    なお、国家統一試験の結果を高めるような学習を行うことなく、ただ高校卒業だけを目標としてしまうと、学習内容が高校生としては不十分なものになる恐れがあります。母国語を離れ、外国語で学習することは、学習内容をやさしくしたり減らしたりすることに直結しがちだからです。もちろんその代わりに得るものもまた多くあるわけですが、大学という研究の場に進むことを考えるなら、学習の幅と深さにも注意しておくべきでしょう。

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