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アメリカ カリフォルニア州にお住まいのお母さん

基本情報

滞在地:アメリカ・カリフォルニア州

滞在期間:2年半

家族構成:父・母・長男(当時小4)・長女(当時年中)

アメリカ・カリフォルニアでの2年半の学校生活

私たち家族は、父・母・長男(当時小4)・長女(当時年中)の4人で、アメリカ・カリフォルニア州に2年半ほど駐在生活を送りました。子どもたちは、平日は現地校に通い、週末は日本語補習校に通うという、二つの学校生活を送っていました。赴任期間が限られていたため、日本への帰国を見据えて日本語の教育を続けることが大切だと考え、このような形を選びました。

長男の体験

長男は渡米当初、アルファベットも書けない状態でした。初めての転校ということもあり、毎日が本当に大変だったと思います。言葉が通じず、何をするにも苦労の連続でしたが、ちょうど春休みや祝日がうまく挟まったことで気分転換の時間も取れ、学校を休むことなく通い続けることができました。

英語がわからず戸惑うことは多かったものの、現地の子どもたちは「できたことを褒め合う」文化を持っており、その雰囲気が彼の自信を少しずつ育ててくれました。最初は大変だった日々も、次第に笑顔が増え、ゲームや遊びを通して自然と英語が身についていきました。

Middle Schoolに進学してからは宿題の量が増え、習い事との両立が難しくなった時期もありました。それでも、自分で時間の使い方を工夫し、少しずつタイムマネジメントの意識を持つようになりました。その結果、会話や授業でも現地の子どもたちとほとんど差がないほどに成長していきました。

長女の体験

兄の苦労する姿を間近で見ていた妹は、最初は英語に対して強い不安を感じていました。しかし、兄が学校で友だちを増やしていく姿を見て、「自分も友だちがほしい」と思うようになり、自らKinder Gardenに通う決意をしました。

言葉が通じないことも多かったのですが、幼児の世界では言葉よりも気持ちや笑顔で通じ合える部分が大きく、あっという間にたくさんの友だちを作っていました。まだ文字を書く年齢ではなかったため、耳から自然に英語を覚え、発音も現地の子どもと変わらないほどになっていました。

eFFISAGEで見つけた学ぶ楽しさ

帰任が近づく中で、長男の帰国生受験を検討することになり、たまたま見つけたサイトから、eFFISAGEオンラインの体験授業に申し込みをしました。それまで塾に通ったことのなかった子どもは、「塾」という言葉に少し抵抗を感じており、最初はあまり乗り気ではありませんでした。親としても、家庭での声かけがなかなか素直に届かない難しさを感じていたため、第三者の先生から刺激を受けてくれたら――という思いで体験を始めました。

最初のオンライン授業では、緊張してほとんど話せなかった子どもに、先生が優しく寄り添いながら言葉をかけてくださり、自然と笑顔が増えていく様子が印象的でした。興味のある話題から少しずつ教育の話題に繋げてくださり、気づけば「勉強=難しいもの」という意識が和らいでいました。

授業を重ねるうちに、先生が子どもの性格や得意・不得意をよく理解してくださるようになり、それに合わせた指導をしていただきました。子ども自身も、出された課題に取り組み、先生からのアドバイスを楽しみにするようになっていきました。先生方の学びを通して、受験のためだけでなく、「学ぶことの意味」そのものに気づくことができたと思います。日常の中でも新しいことを知ろうとする姿勢が芽生え、学ぶことを前向きに捉えられるようになりました。

先生方の丁寧なご指導と温かいサポートのおかげで、子どもが学ぶことに自信と楽しさを感じられるようになったことに、心から感謝しています。

振り返って思うこと

カリフォルニアでの生活を通して感じたのは、「多様性の中で生きること」の大切さです。私たちの住んでいた地域は多国籍で、文化や考え方の違いに直接触れる機会が多くありました。日本では協調性が重視されますが、こちらでは自己主張することが尊重される場面が多く、最初はその違いに戸惑いました。

無理をして周囲に合わせようとした時期もありましたが、やがて「自分を変えるのではなく、文化に寄り添う」という考えに変わっていきました。自分らしさを保ちながら、少しずつ環境に適応していくことで、心がとても楽になったのを覚えています。

この2年半の経験は、家族にとってかけがえのない学びの時間でした。子どもたちは言葉や文化の壁を乗り越え、強く柔軟に成長しましたし、私たち大人もまた、新しい価値観に触れることで視野が広がりました。今では、この経験が家族の絆をより深めてくれたと感じています。


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