居住地:中国
通学先:インターナショナルスクール
家族構成:夫婦+娘=3人家族
中国へはコロナ禍に渡航しました。駐在先の都市には家族帯同の日本人はほぼおらず、日本人学校や補習校もありません。そのためインターナショナルスクールへ通えることを条件に渡航を決断しました。渡航当時、娘は8歳で語学を覚えるのには良い年齢だと考えたからです。
想定外な出来事
インターでは英語習得を期待していましたが、中国はコロナへの統制が厳しく、休校やオンライン授業が多くありました。さらにインター特有の長期休暇も多く、英語環境にいる時間が予想以上に少なかったのです。
「インターナショナルスクール」と聞くと、外国人が多く在籍し学校内は英語だけ、というイメージを持っていました。しかし実際には違いました。コロナ禍で欧米系外国人は帰国し、残ったのは外国籍を持つ中国の子供たちが大半。休み時間は英語ではなく中国語が飛び交っていました。そのため英語取得には想定以上の時間がかかりました。
もちろん全てのインター校が同じではありませんが、このようなイレギュラーなケースもあるのだと知りました。
良い点
インターには日本の小学校にはない授業があり、低学年から多様な学びを経験できたのは良かったと思います。
- ITの授業ではPC操作、資料作成、タイピングなどを学習
- 音楽ではチェロ、トランペット、フルート、バイオリンなどを実際に演奏
- 生徒同士でディベートを行う機会
- 世界各国の文化を体験できる「インターナショナルデー」
インターならではの貴重な経験を数多くさせてもらえました。
日本の勉強について
渡航当初は現地生活や学校への適応を優先させ、日本の勉強はほとんど強制せず、時間がある時に日本から持参したドリルをする程度でした。しかし今思えば、もっと早くから本格的に取り組むべきだったと反省しています。
家族以外と日本語を話す機会がない環境では国語力が大きく低下してしまいました。渡航から3年が経ち、帰任まで2年となった頃「このままではいけない」と考え、本格的な家庭教師を探しました。そして出会ったのが eFFISAGE です。
現在は週2回、国語と算数をお願いしています。先生との相性も良く、楽しく勉強できています。ただし今のペースでは学年相当の内容で精一杯で、日本の学校で学ぶ理科や社会には手をつけられていません。これは帰国後に本人が頑張るしかないと割り切っています。
振り返って
これからは帰国に向けた準備をしていくことになります。渡航時にはリサーチ不足を痛感したため、帰国に際しては出来る限り情報収集を行い、家族でしっかり対策を立てていきたいと思います。