■ 居住地:アメリカ
■ 滞在期間:1年目
■ 通学先:現地校
子供たちは当時小6と小4。日本が大好きで離れたくなく、ずっとアメリカ行きを拒んでいました。付け焼き刃的に週1のオンライン英会話をしていましたが、話せるようになるはずもなく、そのまま渡米。日本人が1人もいない現地校に編入し、右も左もわからない学校生活がスタートしました。
登下校はスクールバスです。緊張の登校初日。帰りのバス停で子供たちを待ちながら、どうだろう、泣いてないかな?と不安になっていましたが、意外と平気そうな顔で降りてきました。学期途中の編入で周りが興味を持ってくれたようで、「お箸の使い方とか色々聞かれたよ~」と。先生や生徒たちがGoogle翻訳を使ってサポートしてくれたようです。学校からはiPadとchromebookが貸与されます。子供たちも言葉の事を一番不安に思っていたので、翻訳が使えることで少し安心した様子でした。それでもやはり相当疲れるようで、週5はしんどい・・とたまに休んだりしながらなんとか通う、という状態がしばらく続きました。
学校生活の中で驚いたことを聞いてみると、
- 寝転んで課題をすることがある
- 授業中にお菓子を食べてもOK(ガムは×)
- カフェテリアで食べ物や飲み物が飛び交う
- マイクラができる
など面白い答えが返ってきました。またパジャマを着る日、変な靴下を履いていく日、ぬいぐるみと一緒に登校する日など日本では考えられないようなイベントも日常にあります。やはりクリスマスは一大イベントのようで、みんなで映画を見たりゲームをしたりと楽しい1日を過ごしていました。親は先生たちやバスの運転手さんへのクリスマスギフトを用意します。この辺りも日本とは大きく違う点だと思います。
現地校に通い始めしばらく経ったところで気になったのは日本の勉強です。片道40分のところに日本語補習校はあります。ですが貴重な休日が1日潰れる、宿題が山のように出る、親の出番も多い・・と聞いていました。子供もあまり体力がなく、休みの日まで学校に行きたくないと言うので、オンラインで出来る補習校や塾、家庭教師を探しました。そこで出会ったのがeFFISAGEさんです。担当の方に時間をかけてカウンセリングしていただき、子供の「優しいお姉さん先生がいい」という希望通りの先生を紹介していただくことが出来ました。現在中学生となり数学を教えていただいています。アメリカの数学はやはり日本より遅れていたり教え方が違っていたりするのでとても助かります。また都合が悪い時はスケジュールを変更していただいたり、時間を増やしてもらったりと臨機応変に対応していただける点も非常にありがたいです。
現地校も中学生になるとすっかり勉強モードに入りました。日本の大学のようにそれぞれに割り当てられた時間割を元に自分自身が教室に移動します。それも移動時間は3分。1時間目→8:03~8:43、2時間目→8:46~9:26といった具合です。なぜこんな区切りの悪い時間なんでしょう?日本人からすると不思議です。ランチ以外の休憩時間はありません。それでもちょっとした休憩にスマホを見たり音楽を聴いたり、そういったところは自由だなと思います。
今でも相変わらず「しんどい~休みたい~」とぶつぶつ文句を言っていますが、毎日休まず通ってくれています。英語はまだまだですけどね。